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シネセゾン渋谷 クロージング特別上映 『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』
2月26日(土)、シネセゾン渋谷 クロージング特別上映にて、『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』を鑑賞して参りました。
デジタルリマスター版公開時、この2本をこの場所で観た時の感動を思い出しながら、閉館となってしまうシネセゾン渋谷への思いと一緒に、会場へと向かいました。

『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』は、何度も繰り返し観ている大好きな作品でありますが、やはり映画館の大きなスクリーンで観る色の輝きや美しさ、ミシェル・ルグランの音楽と共に高揚するストーリーを体感できることは、この上なく素晴らしく幸せな時間でした。
『シェルブールの雨傘』では、宝石商のローラン・カサールがナントで愛したローラについての思い出を語るシーケンスーーカサールのテーマ曲にのってカラーで映し出されるパッサージュ・ポムレを観る度に、モノクロの中でしか観ていなかった『ローラ』のことを想い、胸が熱くなります。
『ロシュフォールの恋人たち』では、私個人的にシモン・ダムとイボンヌの恋物語が大好きで、冗談のように名前が原因で別れてしまった恋人たちが、はじめて知り合った土地、ロシュフォールにまたそれぞれ戻って生活しているという、心に秘めた愛する人をずっと想い続けている感じがたまらなく良いなと思うのです。これは『ローラ』の中の主人公、ローラ/セシルの心のありようにも通じているように思います。そして、ーーいや、だからこそ、待ち続けた人と最後に再会する瞬間は本当に感動的なシーンとして映ります。
ジャック・ドゥミの映画は、すべてのシーンがひとつずつ切り取ってもどれも絵になるような、非常にこだわった作りをしています。それはまるで絵画や写真を見ているかのような、そんな錯覚さえ覚えてしまいます。美意識の高さ、ストーリー、素晴らしい音楽...観ている人をこんなに楽しませてくれる監督は他にいないのだと実感します。
そして、今月で閉館を迎えることとなったシネセゾン渋谷。
今まで本当に素敵な作品をたくさん上映してくださり、ありがとうございました。
とても寂しいことですが、ここで上映されたたくさんの映画は、人々の心の中でいつまでも生き続けていくことと思います。


デジタルリマスター版公開時、この2本をこの場所で観た時の感動を思い出しながら、閉館となってしまうシネセゾン渋谷への思いと一緒に、会場へと向かいました。

『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』は、何度も繰り返し観ている大好きな作品でありますが、やはり映画館の大きなスクリーンで観る色の輝きや美しさ、ミシェル・ルグランの音楽と共に高揚するストーリーを体感できることは、この上なく素晴らしく幸せな時間でした。
『シェルブールの雨傘』では、宝石商のローラン・カサールがナントで愛したローラについての思い出を語るシーケンスーーカサールのテーマ曲にのってカラーで映し出されるパッサージュ・ポムレを観る度に、モノクロの中でしか観ていなかった『ローラ』のことを想い、胸が熱くなります。
『ロシュフォールの恋人たち』では、私個人的にシモン・ダムとイボンヌの恋物語が大好きで、冗談のように名前が原因で別れてしまった恋人たちが、はじめて知り合った土地、ロシュフォールにまたそれぞれ戻って生活しているという、心に秘めた愛する人をずっと想い続けている感じがたまらなく良いなと思うのです。これは『ローラ』の中の主人公、ローラ/セシルの心のありようにも通じているように思います。そして、ーーいや、だからこそ、待ち続けた人と最後に再会する瞬間は本当に感動的なシーンとして映ります。
ジャック・ドゥミの映画は、すべてのシーンがひとつずつ切り取ってもどれも絵になるような、非常にこだわった作りをしています。それはまるで絵画や写真を見ているかのような、そんな錯覚さえ覚えてしまいます。美意識の高さ、ストーリー、素晴らしい音楽...観ている人をこんなに楽しませてくれる監督は他にいないのだと実感します。
そして、今月で閉館を迎えることとなったシネセゾン渋谷。
今まで本当に素敵な作品をたくさん上映してくださり、ありがとうございました。
とても寂しいことですが、ここで上映されたたくさんの映画は、人々の心の中でいつまでも生き続けていくことと思います。


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