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ムード・インディゴ うたかたの日々/ ミシェル・ゴンドリー

ボリス・ヴィアンの小説『うたかたの日々』が、ミシェル・ゴンドリーのマジカルな映像美をたたえスクリーンに登場する。
本国フランスでは2度目の映画化となる本作。シャルル・ベルモン監督による68年版ではコラン役に『ロシュフォールの恋人たち』のジャック・ペラン、クロエ役に新人のアニー・ビュロン、他、マリー=フランス・ピジェ、サミー・フレーらの客演で制作されたが、ミシェル・ゴンドリーが監督した今作のクロエ役には『アメリ』のオドレイ・トトゥ、コラン役には新進のロマン・デュリス、ニコラ役には『最強のふたり』のオマール・シーが抜擢された。
ピアノカクテル、心臓抜き、アチャラカダンス(=ビグルモア)、と小説の内容をほぼ忠実になぞり、映像化を試みたミシェル・ゴンドリーの手腕は見事。人生の象徴としての"過ぎるほどに純粋な恋"が、やがて色褪せ死に往く様を"病"という形でメタフォリカルに描き出す--。
クロエとコランが空中遊泳のデートを楽しんだのは整地工事が進むレ・アール地区。遠くエッフェル塔とモンパルナス・タワーが見えることから、時代設定は72~73年頃と思われる。海中を往くようなウェディング・シーンの演出がジャン・コクトー『オルフェ』に酷似していたり、スケート場の従業員がジャック・ドゥミ『ロバと王女』の演奏隊を思わせるゴシックな鳥顔であったりと、魔術的世界観を構築した先達へのささやかな目配せを読み取ることもできる。
10月5日より、順次全国ロードショー。
■公式サイト
http://moodindigo-movie.com/
文/関根敏也(リヴル・アンシャンテ)
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『嵐の孤児』/ D.W.グリフィス

巨匠、D.W.グリフィス監督畢生の名作。
18世紀末革命前夜のパリを舞台に描かれる、数奇な運命に翻弄された義姉妹の物語。
リリアン・ギッシュ、ドロシー・ギッシュという実の姉妹の競演シークエンスは、ジャック・ドゥミ監督『ロシュフォールの恋人たち』のモデルとも言われ、その物語設定や構成等は『ベルサイユのばら』『ロバと王女』に見事なまでに受け継がれている。
現在、150分の全長版がDVDにて発売中。
ジャック・ドゥミ・フリークのあなたにこそお薦めしたい一本。
東急シアターオーブの杮落し公演「ウエスト・サイド・ストーリー」の応援のためジョージ・チャキリスが緊急来日!

東急シアターオーブの杮落し公演「ウエスト・サイド・ストーリー」の応援のためジョージ・チャキリスが緊急来日!!
◎7月17日(火)Bunkamura ル・シネマ2
「ウエスト・サイド・ストーリー」13時の回上映終了時、及び16時05分の回上映前に舞台あいさつ決定。
George Chakiris Blog
http://t.co/NBW3uppj
◎7/19(木)埼玉県越谷コミュニティーセンター サンシティー大ホール
『ウエストサイド物語』上映、『ジョージ・チャキリス&戸田奈津子 スペシャルトークショー』
http://t.co/yuTVx71t

7/21(土)横浜日仏学院シネクラブ『ロシュフォールの恋人たち』上映
http://www.institut.jp/ja/evenements/12082
アキ・カウリスマキの最新作『ル・アーヴルの靴みがき』

アキ・カウリスマキの最新作『ル・アーヴルの靴みがき』が、4/28より公開!
http://www.lehavre-film.com/
公開特集上映「おかえり! カウリスマキ」も
明日4/21から、渋谷・ユーロスペースではじまります。
http://bit.ly/GDXfrs